安いとか低料金というのは危険

探偵事務所をネットで検索した時に目に入るのが「安い」「格安」「低料金」の文字です。

私の今までの感覚、肌感とでも言いましょうか実際の経験や目にした事実から申しますと、どこの探偵社も同じような料金で、安いとか低料金と謳うところはそんなに安いわけでもないし、調査がいい加減だったりします。

依頼者側から見れば、安い方が良いに決まってますが探偵を値段で比べるのは危険です。安いというところは色々な部分が別料金であるとか、片手間な仕事しかしていない事もあります。

探偵は安かろう悪かろうの世界です

ネット広告を多く打っている探偵事務所の内部事情を聴くと、殆どが別料金だという話でした。websiteに記載されているのは調査員の人件費だけで、報告書の作成や車両費用など、写真でさえも別料金を支払わないと提供していくれないというものです。

探偵 濱マイクという映画を見たことはありますでしょうか？

主人公の探偵は依頼人から札束を受け取って調べます。調査員が一時間当たり〇〇円でとかいうセコイ説明はありません。探偵は本来こうあるのが正しいのではないかと最近思い始めました。

調査員一名につき〇〇円で車両費が一日〇〇円。交通費が〇〇円という感じでは調査活動自体が狭まるのではないかと危惧しています。

危惧していることは実際にあり、下請けの探偵だと突っ込んだ調査が出来ないので、表面的なことしか分かりません。最近の若い下請けの探偵達は聞き込み調査をしたことが無いので内偵が出来ませんし、不動産登記の取り方さえ知らないケースもあります。

つまり尾行調査しか出来ないのです。

探偵という職業は尾行も出来れば内偵もでき、一般の方たちよりも情報に長けていなければ勤まりません。尾行が出来て写真が撮れればいいという訳ではないんです。

法人の現在事項証明（登記簿）を見れば、詐欺会社なのか一目で判明するケースもありますし、不動産に関しても見かたが分からなければ依頼人に報告する際に恥をかくことになりますよね。

探偵学校を卒業した生徒たちも同様で、尾行しか教わっておらず、登記の見かた、住民票や戸籍の見かたなど一切教わっていないのです。

レベルが低すぎる

安いとか低料金を謳う探偵事務所はレベルが低いと思って間違いありません。レベルの高い探偵が安いということがおかしいんです。専門職であれば依頼者の方が詳しい場合もありますが、探偵としての意識も低いので、出てきた報告書のレベルも当然低いです。

どの業界も同じですが、予算が多ければ良いものが出来上がりますよね。車で例えると、開発費や素材にお金をかければトヨタでいうレクサスやクラウンが出来上がりますが、同じトヨタでもそうでない車種も沢山あるわけです。

やはり予算がものをいう世界

有名人の浮気が取りざたされるといったことがあります。もともと依頼人が奥さんのケースがあります。予算が豊富なので使える人員も多いですし経験のある調査員が機材を駆使して結果を残しているんですよ。

有名人だと警戒が厳しいのですが、人員と車両の配置を上手くすることで証拠を得ています。週刊誌系は探偵よりも予算が豊富です。探偵の使える予算は依頼者から出ているので、依頼者の懐具合によって結果が決まることもあるのです。

ただ単に安いからと言って飛びつくと思うような結果が得られないこともあります。

本当にいい探偵に巡り合えるのは運なのかもしれません。