探偵に依頼する前に必ず確認して欲しい事

探偵事務所に依頼する前にネガティブ情報も調べてください。

探偵のwebsiteは本当にたくさんあります。星の数ほどと言ってもよいでしょう。

その数多くある探偵事務所の中から親切な探偵を選び出すのは困難であると言えます。

しかし、どうしても調べて欲しい状況がある場合、探偵や興信所を頼らざるをえないこともあるのが現代社会ではないでしょうか。そこで、探偵事務所の本当の選び方を業歴33年の私がいくつかピックアップしたいと思います。

インターネットになってから広告は一変しました

だいぶ前にブログに書かせていただいたのですが、インターネットが繫栄する以前は電話帳広告が重要な広告の媒体でした。インターネットと同じく、1ページ目に広告を掲載できなければ依頼の数も減るというところは一緒です。

当時の電話帳広告はくじ引き制であり、いわゆる「運」が試される部分でありました。そこで探偵社は名称を変えて1ページ目から複数の広告を出すなどして、涙ぐましい努力をしていたものです。

探偵が広告に頼る理由はいくつかありまして、一つは「一回しか依頼してこない」というのがあります。中には何回も浮気してその度に依頼するという方もいますが、企業案件ではない個人の依頼者は通常1度しか依頼しません。

ですから手を変え品を変え、広告を大量に出すのです。インターネット時代になってからは、検索結果の上部に広告を出すことが可能になりました。探偵に関するキーワード広告の単価は高く、1クリック数百円から数千円という高めの設定になっており、この金額が調査料金に転嫁されています。

まずはネガティブな情報から探しましょう

通常営業している探偵事務所ならば、グーグルマップで検索すれば企業情報として案内が表示されると思います。その中に「クチコミ」の欄がありますので、その情報を端から端まで読んでください。

普通、探偵事務所へのクチコミというのはほとんどが身内からの高評価で、その高評価もお金で買える時代なのです。

低評価ほど本当の情報であることも

クチコミの中に星一つという低評価があると思います。この低評価情報は本当の内容であることが多いです。高評価のクチコミは身内や業者が書き込みをしているので、クチコミ数がたった一つであるといった特徴があり分かりやすいです。

罵詈雑言などは感情的になっているクチコミであり、ライバル会社が書いているという可能性もありますが、クチコミは低評価から読むことをおすすめします。

口コミの低評価はその十倍の数があると思って間違いありません。

他では探偵事務所が所在する地域の警察署に電話をかけ、苦情が入っていないかというのを確かめるのも一つの手です。探偵業界は監督官庁が警察ですので苦情があれば所轄署に入ることもあるでしょう。

消費者センターへの苦情も多いです。消費者センターは探偵への苦情にうんざりしているので依頼することを薦めないと思いますが、苦情が入っていないか?というのを確認してください。うんざりするくらい苦情が多い業界です。

ヤバい探偵社は複数のサイトを作っている

分かりやすくいうとヤバい探偵事務所ほどデザインを変えて複数のサイトを構築し、消費者を騙そうとしています。通常、支店別にホームページを出すことに問題はありませんが、支店もないのに大量のホームページを出している探偵事務所は消費者を混乱させるばかりか、悪評をごまかすために名称を変更している姑息な手を使います。

こうしたコストも調査料金に転嫁されているのです。

グーグルマップに掲載されているのに存在しない探偵社もあります。複数のサイトを構築している場合、グーグルマップに掲載するには場所が違わなければなりません。グーグルにはビジネスプロフィールというものがありまして、グーグルマップに掲載するのに必要な情報となります。

ヤバい探偵社は存在しない場所にビジネスプロフィールを捏造して掲載します。あまりネット情報に詳しくない方はいとも簡単に騙されてしまうでしょう。

グーグルはネット、IT企業ですので人間の足で確かめるといったアナログな事はしません。ですから簡単にできてしまうのです。

依頼する前に一度、様子を見に行こう

ネットで見つけた探偵事務所に相談に行く前に、本当にそこにあるのか?ということを確認しましょう。上記のように簡単にグーグルマップにビジネスプロフィールを掲載できるので、本当にそこにあるのか?確かめることが必要です。

また、本当に実在する探偵社であっても注意が必要です。入口に社名が掲示してない探偵社はすぐに引き返した方がいいです。隠そうという意図が丸見えですよね。

私は33年間この業界におりますが、入口に社名を掲示していない探偵社は無かったです。社名が掲示してあると入る時に安心感がありますよね?そういった心配りもできていない探偵社を信頼できますでしょうか?

せっかく来てしまったし、、、といった事も考えられると思いますが、ご一考されることをおすすめいたします。

調査のマイナス面を話してくれるか?

親切な探偵事務所は調査する上でのマイナス面も話してくれます。マイナス面というのは浮気調査などの行動調査の場合は、料金が高額になってしまうことや、万が一バレてしまう可能性もあること、また調査される側が警戒心が非常に高く調査することが難しい場合といったことです。

中には調査員を交代させるため、5名で行うと言い切るところもありますが、そこの下請けの探偵に話を聞くと多くても2名で行っています。

過去にその探偵の報告書を見たことがあるのですが、調査員5名を使っている割に、撮影しているアングルが一つだったり、5名分の仕事をしていないことが分かりました。

探偵に騙されない為に

いくつかピックアップして書きましたがもっとたくさんあると考えています。今後同じような記事を書くと思いますが、是非お読みになってください。

最後まで読んでくれてありがとうございました。