集団ストーカー(2)

前回は集団ストーカーの犯人捜しの依頼の件について書きました。

繰り返しになりますが、探偵事務所や興信所では調査対象者を固定して調べるのが普通です。 固定しないで調べるには、人員が必要になりますし、まず最初に調査契約書に対象者について記載しなければならない箇所があります。

この部分を空欄にして調査を請け負うことになるので、業法違反に問われる可能性があります。 前にも書いたように、集団でストーカーを行うには莫大な予算が必要になりますので、その金額に見合う必要性や合理的な理由があるはずです。

集団ストーカーのご相談に来られる方の殆どは一般的な主婦層の方やアルバイト女性が多く、とても高額な予算をかけてまで嫌がらせをする理由が見当たりませんし、当の本人も分からないから調べて欲しいとおっしゃいます。 

実は気のせい 考えすぎ の相談者が多いんです。以前、敵対する法人の重役を調べてくれという依頼がありました。土日も含めて毎日です。

朝の6時から帰宅するまで毎日行いました。

依頼人への請求額はひと月分で1500万円を超えました。それくらい人件費というのはかかるのです。いくらお金持ちでも費用対効果のなさそうなストーカー行為を行うはずはありません。

1500万円を投資信託に預けておけば一年で2000万円くらいになる商品がいくつもあります。 依頼人はストーカー行為が行われる理由が分からないと何度もおっしゃいます。 以前の相談者様にも同じようなことを言いました。

人数を使えば費用もかかますので、貴方が何か国家機密を握っているとか、仮想敵国のスパイ、犯罪者と接触しそうな人物として捜査されている場合を除いて集団であなたの行動を監視する意味はないと、、、 基本的には考え過ぎの方が多いです。

物事には原因があります。 浮気をしていれば浮気調査が行われる可能性があります。 スピード違反をすれば違反切符を切られます。

おなかが空けば何か食べたくなります。 このように物事の始まりには原因が必ずあります。 ですから、原因が無い場合は思い違いや見当違い、考えすぎという事になるのです。

集団ストーカー被害を訴える人の被害はとても抽象的です。本当に被害があるのであれば、必ず証拠を残しておきましょう。