夫婦別姓を認めないという判断が最高裁判所から出されました

夫婦別姓は認められないという判断がでました。最高裁判所では合憲との判断が出されたようです

本日、令和三年6月23日水曜日は夫婦別姓が違憲なのか、合憲なのかで争われた事件で最高裁判所の判断が下される日でした。

夕方にその判断が明らかになり、夫婦別姓は合憲であるとの判断が出されました。

夫婦別姓については民法と戸籍法の規定がネックになっており、夫婦別姓を認めないのは近年の夫婦のあり方に疑問を持った人がいたことで話題になりました。

また、大手ITサービス業の代表者も夫婦別姓が認められないことに異議を唱えて話題になりましたね。

今回は3組の夫婦の事件について争われていましたが、夫婦が同姓であることに合理性があり通称使用の広がりもあって、特別女性に不利益が無い事などから合憲の判断が出された模様です。

婚姻前からすでにキャリア形成をしている女性にとっては姓が変更されることに抵抗があったのかもしれませんが、そのまま通称で過ごしても法令に違反するわけでもないです。

ただ、姓の変更によって公的な手続きが必要になったり、カードや銀行預金、携帯電話などのライフライン関係の変更手続きが面倒ですよね。

こういう事は一回きりなのですが、何らかの事情で離婚した場合、もう一度変更手続きが発生するという問題もあります。これは女性だけの話ではなく、妻の姓を名乗る場合は男性が面倒な手続きを行わなくてはなりません。

国会ではLGBTQについての議論も中途半端なままなのですが、最高裁判所大法廷では今まで通りの判断が出されたという話でした。