英国でインターネット利用者のプライバシー侵害が懸念される調査権限法「Investigatory Powers Act」という法律が成立いたしました
日本時間、平成28年11月29日に調査権限法なる法律がイギリスで成立されました。この法案は同年10月に貴族院(貴族によって構成され、上院に相当する)を通過しており1年がかりで準備されてきた同法案は「のぞき見の免許証」と揶揄されてきたようですね。アメリカの「米国愛国者法」と同様に、テロリズム阻止と回避のために作られたような法案で、イギリスの警察と諜報機関「IM6なのかな、IM5?」にそれらの権限を付与したものです。米国と共に、ヨーロッパ諸国でみられるような調査権限法ですが、同法案もテロ対策を目的に立案されました。しかし、インターネットを利用する我々にとってはプライバシーの侵害になる恐れがあります。と言ってもテロ組織への加入や協力などを行わなければ大丈夫ですよね。
テロリズムは直接的な人的被害だけではなく、インターネットを利用したサーバへの攻撃など色々手段はありますから、インターネットに溢れている大量のデータの収集は不可欠な事かもしれません。国民の命を守る為ですからね。この法律によって、インターネット関連企業の有するメール・アプリ・通信データを決められた期間は保存しておかなければならず、当局の求めに応じて提出が義務づけられるそうです。
この法案は成立はしたのですが、エリザベス女王によって承認されれば施行される模様です。
全くもって、日本の一探偵には関係ない法案なのですが、「調査権限法」とか「諜報機関」とかいう文字に目が行くんですよね。
実は日本でも似たような法案があるみたいなんです、、、。
次回に続く。