世の中にはたくさんの探偵事務所や興信所があります。
ネット広告に長けている探偵事務所
昔ながらの興信所
様々です。
中にはあまり調査経験を積まないで開業している探偵事務所も数多く存在します。
その中で、できる探偵事務所を簡単に見分けることが出来ます。
その一つは問合せしてみるという事。探偵事務所というのは素行調査や尾行調査を取り扱っています。ただ尾行するだけではなくて証拠を押さえるために写真やビデオで記録します。
浮気調査が分かりやすいかもしれません。必ず証拠写真を撮らなければならない場面が他の尾行調査と比べると多くなりますし、裁判に使われる資料ともなるからです。
浮気調査を数多く依頼を受ける探偵事務所であれば、撮影機材にもこだわりがあるはずで、様々な撮影機材を使ってきた経験があるはずです。
そのため機材への知識が多少はあると思いますので、探偵事務所に問い合わせる時に機材について少しばかり質問してみましょう。
メールやラインでは駄目で、直接電話で問い合わせした方がいいです。
その質問内容は、
証拠写真を撮る時の機材に手振れ補正はついているか?
です。
カメラに手振れ補正機構が付いたのは1995年のキャノンのレンズが最初の市販されたレンズのはずです。今は2022年ですので27年前になります。
カメラの手振れ補正機構というのはレンズとカメラ本体と二種類あります。また、光学式手振れ補正とボディ内手振れ補正、デジタル式補正とあります。
そこまで細かく依頼人が知る必要はありませんが、撮影という行為を生業にしている探偵事務所ではごく当たり前のことだと思いますし、知らないわけはないんです。カメラの手振れ補正はスマートフォンにも採用されている技術です。
浮気調査は深夜にまで及ぶことが多い調査ですので、都会でも真っ暗な住宅街では手振れ補正、明るいレンズ、高ISOが必要になってきます。この三つが揃わないと、夜間の撮影は鮮明に撮れないでしょう。
ただ、徒歩尾行の場合は小型のビデオカメラで撮影することが多いですね。
手振れ補正はビデオカメラにも付いていますので、探偵事務所に問い合わせする時や相談する時に機材の事を聞いてみて下さい。
答えられなかったり、なんとなく誤魔化すような探偵事務所はそこまでの知識がないか、下請けに完全丸投げのところなので気を付けてくださいね。
平成2年から都内の探偵事務所で従事。平成19年に東京調査サービスとして開業。平成26年に他社と併合の為届出廃止。現在再開に向けて調査員として従事しながら準備を進めている。愛用のカメラはNIKON