携帯電話番号調査とは

携帯電話番号調査の罠

探偵事務所が取り扱う調査の中に携帯電話番号調査というものがあります。

携帯電話番号調査というのは詐欺に遭った人や浮気された人が依頼してくる確率が非常に高い調査です。

・浮気されていた人がこっそり携帯を見てしまい、浮気相手と思われる人物の携帯電話番号をメモしてしまった。

・詐欺被害に遭ったが、携帯電話番号は知っているものの、相手が本名を名乗っているのか怪しい。

・お金を貸したが連絡が取れなくなった。困っているので探してほしい。

そんなご相談が殆どです。 そのような携帯電話番号調査ですが、注意が必要なことがあります。

我が国では四大キャリアと呼ばれている携帯電話通信網を担っている会社が四社あります。 NTTドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル 四大キャリアなので、文字も大きくしました(笑)

通常は四大キャリアと契約している方が多くいらっしゃいます。携帯電話番号調査を行おうとするときに、携帯電話番号からキャリアを割り出せるサイトが複数あることをご存知でしょうか?

ネットから「キャリア検索」と検索すると、いくつの検索サイトが見つかります。そのサイトに書かれている通りに携帯で割番号を入力すると、取扱いのキャリアが表示される仕組みになっています。

携帯電話番号というのはある程度キャリアが決められていて、この番号はドコモ、この番号はソフトバンクとなっているようです。

しかし、現在はナンバーポータビリティ制度がありますから、キャリア検索で「ドコモ」と表示されていても、契約がドコモからauや楽天モバイルに移行している可能性があります。 そんな時に役立つのが、携帯電話にかけた時に聞こえるキャリアを分類できる識別音です。

ドコモは音は鳴りません。 auは「プップップッ」と音が鳴ってから電話がかかります。 ソフトバンクは「プププッ、プププッ」と鳴ってから電話がかかります。 楽天モバイルは音楽のような電子音が流れてから電話がかかります。

楽天モバイルは一度しかかけたことないので100パーセント正しい情報ではない可能性もあります。 上記のように、一度電話をかけてみればどこのキャリアか判明することもあります。

携帯電話番号のキャリア検索と実際にかけてみて「識別音」がどこのキャリアの識別音なのか?を調べればおおよそのキャリアは判明することは分かりました。 でも、この情報には罠が潜んでいるのです。

日本の携帯電話は四大キャリアだけではないという事なんです。 ご存知のように携帯電話各社はテレビコマーシャルを沢山放映して顧客獲得に必死になっています。 でも、他にも携帯電話サービスを提供している会社はいくつもあるんです。

その携帯電話サービス提供会社はMVNOと言われており、仮想移動体通信事業者と日本語では表記します。 そのMVNOは四大キャリアから回線を安く提供してもらい、さらにユーザーへ安く提供するという会社です。

自社では通信設備を持っておりませんので、車で言うとリース会社のようなものでしょうか? 回線自体は四大キャリアの通信網を使っているので、上記に述べたような電話がかかる前の識別音は借りている四大キャリアの識別音が鳴ります。

しかし、契約自体は四大キャリアではなく、MVNOの会社なので、どこの会社なのかは識別音やキャリア検索では判明しません。 その辺の説明をしてくれる探偵事務所なのか?そうではないのかで技量があるのかないのかが分かると思います。

探偵事務所はどうやって携帯電話番号から氏名と住所を割り出しているのか? 

これについてはベールに包まれたままでお願いしたいのですが、一つだけ参考までにお教えします。

安い値段で提供しているところは恐らくですが、いくつかのデータを所有していて、その中から抽出しているのだと思います。ですから情報が古い場合があり、役に立たない情報の時もあるようですね。

データというのは通信販売のデータや何かの会員情報データだと思われます。

ということで、携帯電話番号から氏名と住所を割り出すときに参考になるキャリア検索などについて書きました。