先日の3月9日は、警視庁主催の探偵業者向け研修会が池袋で行われました。
約2年ぶりに行われた警視庁の研修会です。探偵業法が施行されてから7年の歳月が経ちました。これまで大きな変更は無いまま探偵業法という名称で時は過ぎたのですが、一般の消費者にはまだまだ浸透しておりません。
まず、探偵業法と言う業法があるという事を一般の方々にアピールしていかなければと思いました。自分なりにプランは幾つかあるのですが、金銭的な面で現実的にならないのが現状です。
探偵業者は全国で5千件を超えました。その内東京都内では800社を超える業者の登録があります。個人で登録している「探偵」もあり、その内アクティブに探偵として営業しているのは100パーセントではないと思うので、実際にはもっと少ない数字ではないのかな?とも感じました。
また、東京都内の各警察署で唯一、届出を出していない所轄があるようです。
それは「東京空港署」です。大田区の羽田空港内に設置されている警察署なのですが、なんにせよ、ここの所轄の管轄地域に事務所を借りないと、届出が出せないので、この先も「0」という数字が並ぶでしょうね。
また、東京調査サービスがある新宿区だけで100に近い数字の探偵業者があります。東京都が830社位ですから、新宿区は激戦区なんですね。これはもっと本腰を入れていかないと、取り残されてしまうかもしれません。
なにせよ、誰でも探偵業の届出を出せるので、興味本位で届出を出してしまう人もいるでしょうね。今回警視庁の担当官からの話では、やはり興味本位で届出を出し、探偵業法を知らないまま、年一回の立入り検査で不備が多く見つかり、営業廃止の処分を下した、という事もあったみたいです。
東京調査サービスは組合にも加盟していますし、日本調査業協会との繋がりもありますので、業法違反になるようなことはありません。ですから安心してご依頼下さい。
平成2年から都内の探偵事務所で従事。平成19年に東京調査サービスとして開業。平成26年に他社と併合の為届出廃止。現在再開に向けて調査員として従事しながら準備を進めている。愛用のカメラはNIKON