怪しい人物ほど「信用・信頼」と連呼する

調査中

人を騙そうとする人ほど信頼とか信用という言葉を使いたがります

本年も半分が過ぎ、もぅ6月なんですね。

最近も福岡県で一家三名が殺害されるという事件があり、犯人として逮捕状を請求されたのがこの家の主であり警察官である父親、、、。

今年に入ってから明るいニュースって皇族関係のご婚約くらいですかね。

いきなり脱線で始まってしまってますが、毎年必ずといっていいほど人は騙されます。

「儲かるのよ」

「信用して」

「大手と取引があるから」

本当に儲かるのなら人には絶対に言いません。自分なら絶対に言いません。一人でこっそり儲けます。ごめんなさい自分だけいい思いしたいんです。

自分はこの年齢になって最近やっと分かったことがあるのですが、それは「人は本当のことは言わない」っていうことなんです。この誰も閲覧していない探偵事務所のブログをご覧になっている貴方にも当てはまると思うんですが、仲の良い友達や家族、親族でも「本当のことは言わない」ってことありませんでしたか?本当のことを言わないからといって貴方に悪影響があるわけでもないですし、実際大した中身ではないのですが、そういう事ってあるんですよねぇ。

という事で、仲の良い人物でさえ本当のことを言わないときがあるのに、儲け話に誘おう、なんてときに本当の事を言うわけ無いんです。本当に儲かるのなら自分ひとりでやるからです。人を誘えばその分儲けが増えるように思えますが、人が増えれば儲けも半減していくのです。

競馬や競艇などの公営ギャンブルがそうですね。超大穴を独り占めできれば大金持ちになれますが、超大穴だった馬券を皆でいっせいに買ったら倍率なんて一桁台になってしまいます。

つまり儲け話に人を誘うっていうのはそういうことなんです。(どういうことなんですか?)

絶対に儲かる

絶対に痩せる

絶対に歯が白くなる

商品名や広告なんかで使ってはいけないフレーズです。でも口コミだと結構使いまわすフレーズだと思います。この世の中には絶対ということは無いと思っています。じゃぁ、「絶対」って何のためにあるんだ!って返されたら「絶対っていう事はないんです、っていうことの為に絶対という言葉はあるんです、、、」ちょっと理屈っぽいんですが、、、。

まぁ、人を騙そうという人物は「絶対大丈夫だから」って言いますよね。「もしかしたら元本割れしちゃうかも^^」そしたらゴメンネ~なんていわないと思うんですよね。私自体そういった類の儲け話に誘われたことがないので何とも言えないのですが、以前、公営ギャンブル関係で嘘の広告を新聞に掲載している企業の調査を行ったことがあって、そのときに騙されている振りをして相手の会話を録音したことがあります。

まぁ、笑いを堪えるのに必死でしたね。

内容を簡単に説明すると、一般層の人物では得られない情報があって、それを入手できるから有料で教えるよっていうものでした。前述したとおり、公営ギャンブルなので皆でそれを買ったら配当が下がるのは目に見えているので皆に教えたら儲けが目減りするのは分かりきったことですよね。自分なら絶対に人に教えないし、誰にも察知されないように努力しますね。毎回買う場所を変えるとか、、、。

上記の話を信じる人が結構な割合でいるんですよね~。だから現在も名前を変えながら営業しているんでしょうけど。携帯電話とかのメールに配信される架空請求のことなんですが、凡そ4パーセントの人が実際に支払ってしまうというデータがあります。たった4パーセントですが、その中でも大金を振り込んでしまう人もいるのでバカにならないんだと思います。基本的にメールの配信って無料みたいなものですから、配信しておけば勝手に振り込んでくるっていうボロい商売なのかもしれません。

前置きがかなり長くなりましたが、人を騙そうと考えている人ほど「信用・信頼」という言葉を使います。例えば大手の銀行のサイトを見てみてもトップページには「信頼ある銀行です!」とか「絶対安全です」とか記載がありません。すでに信頼を獲得しているからこそなのでしょうが、銀行でもリスクのある商品があり、そこにはリスクの説明をしています。このほかの大手企業も同様で「信頼・信用」って言葉をむやみに使用しているところはごく僅かで非常に少ないと思います。もっとも大手企業で一般顧客を多く扱うようなところは数が多い分苦情も多いわけで、かなり気を使ってやっているということでしょうか。

探偵事務所はどうでしょうか。東京調査サービス自体は現在のところ閉鎖しているのですが、「安心・安全を目指す」っていうキーワードを盛り込んでいます。探偵事務所って言うのはかなり怪しいし、胡散臭いところですからね。これは自分自身そう思います。ですから探偵事務所では「信頼ある」とか「実績が」とか使っているところがちょくちょく表れます。これは依頼人を騙そうという思惑があるわけではなく、従来からの探偵事務所にある胡散臭さを払拭する狙いもあるのでしょう。でも相変わらずイメージの悪い業界であることには変わりません。

最近はそういう言葉が逆効果のような気がしてならないんです。信頼が~といっても何処を基準にして信頼があるのか?って事なんですよね。大手ならすでに信頼を獲得しているので大丈夫でしょうが、一探偵事務所ともなると信頼の基準というものがまったく分からなくなってきています。

以前、他社に依頼したことのある女性に伺ったところ、「テレビに出ていた」「〇〇協同組合の指定」「大手っぽい」という事がありました。やはりマスコミの影響力は大きいですね。テレビで紹介された飲食店って次の日から行列ができますもんね。

テレビに出て〇〇協同組合の指定になって、大手っぽく見える広告を打てばいいんですかね。

それって信頼ある探偵事務所のあるべき姿なのか、、、。ちょっと疑問です。

信頼ある探偵事務所の基準ってどこにあるのか、、、。さっぱり分からないんです。やっぱり大手なんでしょうかねぇ。

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