情報銀行というものをご存じでしょうか?
今現在、ポイントカードを持ち合わせていない人は殆どいらっしゃらないでしょうが、何故ポイントが付与されるのか?考えたことありますか?
いつの間にか全国に広がったポイント制度ですが、どうしてポイントが付くのか?おかしな話ですよね?
そのポイントというのは何処から湧いて出てくるのでしょうか?
それは各業者によって違いがあると思うのですが、基本的には普通に値引きの延長というのがあると思います。
この他、購買した商品のデータや年齢、性別、交通系なら利用した駅や移動ルートなどがビッグデータとして何処かのサーバに蓄積されています。値引きの延長としてポイントが付与されるなら特に気にする必要はないのですが、この他の購買データなどは蓄積されたデータを整理して、企業に売られているという事実があります。
この売買によって生まれた金銭が我々が享受しているポイントとして付与されている構造になっている場合があります。また、データを所有する自社で有効利用している場合もありますね。
今までは〇〇カードなどの名称でポイントカードやアプリとしてポイントが付いていましたが、情報銀行というものが出来たらどういう風に変わっていくのでしょうか?
情報銀行というのはそれまで一般消費者にとっては明確ではなかった(ビッグデータ)を情報銀行に吸い上げ、それを企業に販売していくというものらしいです。
今現在は構想、準備段階のようですが、大手企業が情報銀行の設立を計画している模様です。
その企業としては信託銀行や小売り大手、広告代理店などがあげられます。
個人情報はお金になるらしいんですね。それは様々なデータを分析して、今はこれが売れる、次にこれが売れそうだ、こっちに人が移動しているからここに出店すれば来客が増えるなどという推測がいち早く可能になる訳です。
今までも同じようなデータの売買はあったのですが、各社でデータが分かれていましたが情報銀行で取り扱われるとどこか変わるのでしょうか?
未だに設立されていない情報銀行ですのでどのような形になるのか分かりませんが、消費者にもっと明確に個人情報(ビッグデータ)を企業に売り渡しますよ。ですから貴方にポイントが付与されます。というものになるのではないかと推測します。
今までは何となくポイントが付与されていた人も多いのではないでしょうか?
ポイントの他に様々な無料サービスがネット上に溢れています。私も利用しているグーグルのフリーメールがありますよね?ブログなんかもそうです。色々な企業の広告が掲載されていたりします。その広告料で無料サービスが受けられる訳です。採算が合わなくなったら撤退することもあります。最近ではグーグルのSNSサービス「グーグルプラス」やヤフーさんの無料ウェブサイトスペースの「ジオシティーズ」がサービスを終了しました。そのうちフリーメールサービスが無くなる可能性もありますよね。
知ら知らずのうちに個人情報がビッグデータとして蓄積され、それを有効利用したい企業に有償で売られて、その対価として我々がポイントとして付与される僅かな(失礼)電子マネーとなっているのです。
今後、情報銀行というのが出来るのであれば、様々なポイントを一つに纏めて欲しいものです。バラバラに付与されるポイントも一つに纏めて使いたいですよね。
という事で、今後情報銀行というものがどういう形になるのか?を見守っていきたいと思います。